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ハンドルのブレについて

さて、前回書いた「オイルにじみ」は、
その後、ジェル状のガスケットで修正できるところはして、
現状は、ほとんど気にならない小康状態だ。
もう少し乗ってみて、次回オイル交換時には、「オメガオイル」を入れてみよう。

で、その前に・・・・・

ハンドルのブレについて

今年の4月頃から(半年前)、ハンドルのブレが出始め、だんだん酷くなった。
低速、高速は出ないんだが、なぜか、時速60km付近のスピードだけブレる。

最初、小刻みに左右に振れて、その振幅が2〜3秒で大きくなって、
グリップ末端で15〜20cm程の幅でブルブルする。
いや、もう、グラグラだ。

ただし、これは手放し状態の話しで、普通にグリップを持ってる分には平気。
・・・でもね〜〜〜、一旦気になっちゃうと、60kmでわざと手放しして、
「あああ、、、また震えているなぁ・・・」
などと何度も確認しては、その度に落ち込むんだよね〜〜〜。

懇意のバイク屋さんに話したところ、
原因は複数考えられるから、一つ一つ潰していくしかない、とのこと。
そうなんだよね、おっしゃる通り。

それは分かっているんだよ。

単に、面倒なので、天の声が欲しかっただけ。

【VOL.1】 先ずは「タイヤの偏摩耗とホイールバランス」の解消

まだタイヤの山は4分位の感じだけど、このブレは嫌だから、早めに替えます。
前々回の「タイヤ交換(2)」の検証により、ダンロップ「K300GP」を選択。
チョット訳あって、前後、別のショップで交換。

ダンロップ K300GP

タンクカバーが「YAMAHA」だけど、私は大人だから、グッとガマンする。

A店: K300GP バルブもセットで、リア 22,000円(チョット高いかな)
B店: K300GP バルブもセットで、フロント 15,000円(チョット安いかな)

でもね、A店さん、ハブやホイールベアリングのチェックもしてくれて、
ベアリングに新しいグリスを塗ってくれた。♪

で、B店さん、フロントホイールバランスを丁重に見てくれて、
ほんの僅かなブレをチャンと見せて説明してくれた。
バランサーの位置と重量も替えてくれたね。♪

さ〜〜て、試乗、試乗!!!

ああああああ、、、ダメだ! 直らねえ〜〜〜〜   _| ̄|○ ガーン!


【VOL.2】 リアサスペンションの交換

リアサスペンションのどちらかがスカスカで、左右のバランスが狂ったか?
で、純正のリアサスに戻してみる。
ジャッキアップして・・・
サス下側のボルトを抜くのに、4本マフラーが干渉して抜けない。
タンデムステップを外してマフラーの留め金外して・・・
マフラーを足で踏んづけて、メガネレンチでカチャカチャと50〜60回も回して・・・
ふう、やっとリアサス交換完了〜〜〜。

さ〜〜て、試乗、試乗!!!

いいいいいい、、、ダメだ! 直らねえ〜〜〜〜   _| ̄|○ ガーン!

はい、またサスの交換ね。 元に戻します。


【VOL.3】 ハンドルにウエイト

エンジンの特定周波数が、ハンドルと共振してるのか?
ハンドル内部に挿入するウエイトを買おうと、2輪館へ。
あら、結構高いのね。
重量によって、4〜5千円してる。
これでサクッと、直るとも思えねえしなぁ・・・・・
無駄になりそうだなぁ・・・・・

で、釣具屋の上州屋へ、鉛のオモリを見つけに。
しかし、今時のオモリは粒状になってて、板鉛は置いてない。 ダメか!

で、ホームセンター、オリンピックへ。
店内を2周ほどグルグルして・・・・・見つけましたよ、いいものを!

土木工具コーナーで見つけた

「センターポンチ」

ハンドルにウエイト

そう、鉄板や皮革、コンクリート等に、ハンマーで叩いてマーキングする、
鉄製のズッシリと重いポンチ!
ノギスで外径を測ってみると、ハンドル内径に丁度いいね!

1本380円。 ああ、何と幸せな価格か!

ハンドルにウエイト

ただこれを突っ込んだだけじゃ、カタカタいうだろうし、
取り出し時には苦労するだろうな、と思い、
周りに薄いゴムのテープを3〜4周巻き付け、ビニールテープで固定し、
取り出し易いように、ナイロン紐を付けた。

ハンドルにウエイト

これで振動もしないだろうし、紐を引っ張れば簡単に取り出せる。

ハンドルにウエイト

ああ、何と幸せな価格か!

さ〜〜て、試乗、試乗!!!

うううううう、、、ダメだ! 直らねえ〜〜〜〜   _| ̄|○ ガーン!

たぶん、そう来ると思いましたですよ。はい。
380円×2本で、直る訳ないと・・・・・
でも、このアイディア、チョットいいとは思いませんか???


【VOL.4】 ステアリング・ステムの締め付け

さて、次は本命のステアリング・ステム。
面倒臭がって、後手後手にしてきた。
ステムベアリングの交換したかったけど、パーツを取り寄せてないんだ。
取りあえずはガタの確認と、ステムナットの緩みを見てみよう。

(1)先ずはハンドルを外します。

ステアリングステム

(2)続いてヒューズボックスを外して。

ステアリングステム

ありゃま!!
ステアリングステム トップブリッジを止めてる真ん中のナットが、

手でグリグリ回っちゃうではないか!!

おいおいおい、前回ディラー店で、インナーチューブの再メッキやってるんだぞ。
フロントフォーク、外したろうに〜。
・・・まあ、振動で緩むこともあるから、断定はよしましょう。
もしヌレギヌだったら悪いから、深くは言及しません。

さて、この下のステムナットも確認ですね。

(3)ヘッドライトを外します。

(4)スピードメーター、タコメーターのケーブルを外し、メーターステイを外します。

ステアリングステム

(5)トップブリッジを、ハンマーで下からコツコツとたたき出します。

ステアリングステム

やっとステムナットが見えた。

ステアリングステム

う〜〜〜ん、やはり緩い気がする。
1段階絞めましょう!
ストッパーの爪を起こして、マイナスドライバーでコツコツ絞めて。

ステアリングステム

グリス汚れを拭き取り、よし、綺麗になった!

バラした逆に組み立てて・・・・・と、

さ〜〜て、試乗、試乗!!!

50kmで手放し、OK!
55kmで手放し、OK!!!
60kmで手放し、OK!!!!!!

おおおおおお!!! 直った〜〜〜〜 (^0^)/

やっぱり予想通り、ステアリング・ステムが本命だったのねー。
最初からこっちを攻めてれば、回り道せずに良かったのだが・・・
まあ、経験をいただきましたので、ヨシとしましょう!!

てか、これが旧車の楽しみなんだよね。

で、喜び勇んで、お決まりの、秩父市大滝「滝沢ダム」まで、プチツーリング ♪

陽が沈む頃に到着。

帰り道でヘッドライトの光軸を修正して、終了〜〜〜 ♪

まだまだ先はあるが、今日現在、絶好調のバイクとなった。

手を掛ければ掛けるほど、美人さんになるね。

いいバイクだ!!!

CB750C

CB750C

〈 Description day 2013. 11. 03 〉